受験でも、何でも、自信はある方が良くて、自信過剰は成功の秘訣になります。

しかし、これも極端な自信過剰は、マイナスです。

 

 例えば、の成功体験が記憶に肥大化して残っていると次なる試験の失敗を予想できなくなります。たとえば、成績(点数)でかなり不足しているのに、自己愛が過剰にあると、自分は優秀だから、いずれ何とかなるという思いから、地味な勉強を後まわしにすることがあります。

本来、自己愛は、人には絶対的に必要なものですが、それが過剰になり、行動面で自己中心的になることがあります。そして、勉強で「私には私のやり方があります。」と自己流の学習を押し通すことは、学力が伸びているときは良いんですが、学力低迷しているときは融通が利かなくてマイナスなのです学生さん、もちろん指導する側も、自己愛は調整が必要で、過剰は要注意で、問題解決をできなくして、学力低下の原因と言えます。また、過剰な自己愛は、他者の評価の低下で、自分のプライドが傷付き、不満でエネルギーを消耗するので、勉強に集中できなくなります。

 

 また、最近は特に、インターネットやいろいろな家電製品で、便利で、恵まれた環境で、自らの思いが、簡単に実現しやすいことにもあります。便利な現代社会はよいのですが。しかし、勉強は違います。勉強は、長期的な学習の積み重ねで成果がでるものなので、便利なものではありません。受験やその勉強や学校は、今の現代の仕組みですが、数百年前の江戸時代の制度のようなところもあります。ときには、大学医学部や就職活動などの面接では、封建的な圧迫面接の場合もあり、意気消沈した生徒さんによく出会います。学校は、進んだ現代社会の制度ですが、現実は昔の制度も残っていると思う方が、安全で、自己防衛策になります。

 ところで、試験は、お買い物ではありません、試験日程が決定しても、そこの学校の学力がないと、合格はできないのです。勉強が欠かせませんが、それでも、何とかなると安易に自分を信じて、勉強しないのです。また、自分を過大評価してしまっているので、今の学力を把握できてない。また、自己の過大評価では、現実を見てないので、試験で失敗もします。個別指導は、そこを配慮してサポートしております。

 私は、少し自信過剰が合格の秘訣で大賛成ですが、過剰な自信過剰はやめるように、学生さんに話しております。勉強を徹底しないで、合格するという誤算や誤解は禁物です。とにかく勉強に集中して、成績を伸ばすことが大事と思います。

 

 いろいろ述べましたが、「これができないとダメです」と、しなければならない勉強を押し付けられずに、自ら意欲を持てば、勉強に集中できて、夢中になり、本当に楽しいものです。しかし、私も、にがて教科は、しなければならない勉強で、試験にここが出るかとか出ないとか、いろいろ気になり、その学習に無心に集中できないことの、つらさがありました。

しなければならない勉強か、したい勉強か、それにより運命が決定されるように思います。興味や関心を高めることで、自分からしたい勉強をめざしております。この成果のお約束はできないですが、少しでも参考になればと、思います。