高校と大学の違いは?(理科系について)

高校よりも、大学は学問の集大成で簡単ではないですが、弱気にならないように注意してください。攻めの学習の提案です。

 

① 高校までは文科省指定の教科書、その他の参考書、問題集、塾や予備校がたくさん存在するが、大学の勉強は参考書や特にドリル形式の問題集が非常に少ない

また、高校では理数系の本の解説と解答が丁寧に記載されているが、大学では本には簡単な解答が多い。

 

② 高校では、例えば数学で週に3回とか授業が多いので、次なる授業まで日数が短くて、前回の記憶が残り忘れにくいが、大学では週に1回の授業では、前回の学習が忘れやすいものです

 

③ 高校では定期試験期間に各科目の数だけ試験があるもの、大学では②のように、同じ定期試験期間でも科目数が多くなり、直前の勉強では間に合わない。

 

特に、医学部、歯学部の多くの大学と、薬学部の一部の大学では、必修科目は、その学年の科目をすべて合格しなければ進級できない。

 

このように、大学の勉強は、高校よりもたいへんのように思いますが、つらくなくて、はりあいがあると、希望をもって勉強する学生さんが出てきて、大学で学力向上がしています。

その秘訣は、学問に興味や関心を高めることです。勉強の苦労は、探究心があれば、軽減します。うまくいけば、達成感になります。

わかりやすく言うと、良い意味で、学ぶをおもしろがることです。

 

私は大学時代に、成績下位で、落第の危機がありましたが、講義の攻めの予習を統計学からスタート。やさしいテキストから始めて、段階的にレベルアップして勉強してみました。すると、講義がわかる。講義の後に、教授の後を追って、すこし?しつこい質問をすることができました。そして、探究心が学力を伸ばすことがわかり、ほかの科目も落第の危機が解決しました。もちろん、復習も大事ですが、最初の予習ができると大学の授業で納得できますから、うまく進みます。

先手の攻めの予習と、学ぶの探求心が落第の危機を救ってくれたのです。また、皆さんの状況は異なるかもしれないですが、ご自分に合うところを取捨選択して理解してもらえれば、幸いです。 

★記憶の半減期あたりで復習するとよい。

一度、授業で学習した記憶が半分忘れる時期を半減期とする。半分は記憶が残っているので、楽に学習できます。

ところが、その後、記憶がほとんど消えて、記憶が10パーセント以下しか残ってない時期に復習すると、何がなんだか、ほとんどわからないので、私の経験では、後者の場合は、自信喪失で、その科目は嫌になりました。これが失敗する多くの学生さんの原因です。

後回しはダメですね。